中古のCatalystをゲット
中古のCatalyst3560-Xが入手できたので、数年ぶりにちょっと触ってみようかと。
まずは工場出荷状態に戻さないと。
さてさて、コンソールからログインしてと。
あ、ログインのIDとパスワードが分からない。
確認するのを忘れていました。
さぁ、どうしましょう。
Catalystを工場出荷状態に戻す
普通だどコンソール繋いで、ログインして、write eraseでOKなのですが、今回はログインできない状況です。
実はログインしなくても設定のクリアが出来るようです。
以下の通りに操作を行うと、あ~ら不思議、設定がきれいさっぱりと消えちゃって、工場出荷状態に戻せちゃいます。
- 前面にあるMODEスイッチを探す
- 電源が入っている場合は、ケーブルを抜き一旦電源を落とします
- MODEスイッチを押しながら電源ケーブルを指し、8秒から10秒程MODEスイッチを押したままに
- 8秒から10秒MODEスイッチを押したままでいると、ステータスランプが全点灯します
- ステータスランプが全点灯したらMODEスイッチから指を離します
- しばらくすると工場出荷状態で起動します
これで起動後、必要な設定を投入すればOKです。
初歩的な初期設定
無事に工場出荷状態に戻すことが出来、ログインも完了してさぁ、設定・・・
数年間SWやネットワークから離れていたので、あれ?まずは何をしないといけないんだっけ?
何だかきれいさっぱり忘れています。
この状態はさすがにまずいということで、備忘録を作ることしました。
個人的な備忘録なので、お読みいただいている方の参考になる情報はないかもしれませんが。
ホスト名の設定
まずはSWに名前を付けましょう。
扱う機材がひとつであれば良いのですが、一度に複数台扱う場合や、機材が手元になくリモートでログインした場合目的の機材にログインしたかの確認が出来ます。
実際のコマンドは以下の通り。
Switch#configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)#hostname Test-SW
Test-SW(config)#
初期値ではホスト名は「Switch」となっており、ホスト名はプロンプトの前方に表示されています。
1行目はグローバルコンフィグレーションモードへ移行するためのコマンドです。
省略入力で”conf t”でもOKです。
3行目がホスト名を設定するコマンドです。
”hostname XXX”で設定できます。
XXXは設定したいホスト名を指定します。
上の例では”Test-SW”と指定しています。
エンターキーを押すとホスト名が設定され、プロンプトの前方表示が指定したホスト名に変更されます。
パスワードの設定
工場出荷状態ではコンソールからのログイン、リモートからのログイン共にパスワード設定がされていません。
工場出荷状態のSWにコンソールケーブルを繋ぐと、そのままSWに入れます。
これではセキュリティ上よろしくないので、最低以下の3つのパスワードは設定してセキュリティを高めておきましょう。
コンソールログインパスワード設定
H-Main-SW#conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
H-Main-SW(config)#line con 0
H-Main-SW(config-line)#password XXX
1行目は設定を変更する時のお約束、グローバルコンフィグレーションモードへの移行コマンド。
3行目、4行目がコンソールログイン時にパスワード入力を促す設定です。
XXXが設定したいパスワードですので、ご希望のパスワードに置き換えてください。
また、設定したパスワードは忘れないようにどこかにメモしておいてくださいね。